ギロック こどものためのアルバム

去年の2月に引き続き、今年も今野万実先生によるギロックの講座に行きました。
バリバリの大阪弁・迫力の巨体(失礼!)から紡ぎ出されるピアノの音は繊細で暖かく曲の雰囲気作りがとても上手でした。フィギュアスケートの選手がプログラムの曲によって演技の最初から表情を変えるように…。

私の大好きな曲集「ギロック こどものためのアルバム」より講座内容を少しご紹介します。「手品師」2拍子のビート感をだすには左手の親指は弱めに弾きます。右手装飾音はむしろ和音に近くはじくように弾くと軽快になります。「フランス人形」お人形がクルクル回っているように、タタタタタンではなくタラララランと音が回っていくように手首をやわらかく使いましょう。「雨の日のふんすい」右手は絶え間なく、♯や♭の変化はライトアップされた噴水の色合いの変化だと思って。左手は雨のしずくがポトンポトンと落ちるように高さを持ったやわらかいスタッカートで弾きましょう。 最後の質問タイムで私がお願いしたイチオシの曲「サラバンド」。音と音の間を歌うとは…左手は鍵盤につけたまま腕手首ゆるめて手の甲は安定させて、和音を前へ前へと進めていきます。中間部の天国感・幸福感は響きをペダルで溶かし込んで、指への重さの乗せ方を変化させていきます。

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